*本ページはプロモーションが含まれています
私はハワイリピーターです。渡航歴でいうと10回程度。
旅行に行くお金と時間があると、一応色々と旅先の候補は考えるんですが、結局ハワイに行ってしまいます。笑
知り合いから「ハワイって飽きないんですか?」「ハワイの魅力って何ですか?」「他の南国と違うんですが?」と色々な質問を受けることもありますが、単純に自分が好きなだけで客観的に「〇〇だからハワイは素晴らしい」なんてものは無いと思うので、その時の気分で色々ハワイの楽しさを話しています。
そんな中、ポリネシアカルチャーセンターで1日過ごした後、何だかハワイ旅行が一段と特別なものになった様に感じました。
ウミガメやイルカと一緒に泳いだり、夕日を眺めたりするととても感動しますが、それとはまた違った感覚。
「どこかの南国リゾート」ではなく「ハワイ」を知る
どういう感覚だろうとしばらく考えているうちに私はポリネシアカルチャーセンターで「どこかの南国リゾート」ではなく「ハワイ」を知ったんだと気づきました。
人間に例えると「顔見知りのあの人」から「友人」に変わるのに似ているかもしれません。
これはハワイ旅行に行く方には是非選択肢として考えて欲しいと思ったので、ここではポリネシアカルチャーセンターでの体験、特に私が一日(*)の後半に行ったハワイアンジャーニーの映像、アリイ・ルアウのショー、HA・ブレスオブライフがどうハワイを知る事に繋がるのか、そしてそれがなぜハワイを特別なものにするのかを書きたいと思います。
*センターで実際に過ごした1日は下記の記事にまとめています。
▶︎ポリネシアカルチャーセンターの食事からナイトショーまで!1日丸ごとレポート
ハワイアンジャーニー
まずはハワイアンジャーニー。
IMAXシアターの大きなスクリーンに映し出されるのは、広大な海に流れ出るマグマや一面に広がる豊かな森、切り立つ崖の様な山々。
ハワイの人々や他の動植物を育んできた雄大な自然を、まるで自由に飛び回る鳥になった感覚で味わう事が出来ます。
「私は何者なのか。」
「ハワイとは何者なのか。」
それをテーマに語られていくナレーションも素晴らしく、美しい風景を目の当たりにする中でハワイとその土地に暮らす人々の精神的な関係性も感じられます。
ハワイアンジャーニーの上映は1日に何度も行われていますが、17:00 からの回が日本語吹き替え版になっているので是非おすすめです。
今のハワイは束の間の姿
ハワイアンジャーニーを見ていると、ハワイ諸島には様々な風景が存在しているという事に気づくと思いますが、それには理由があります。
ハワイ諸島では、海底火山の噴火によって島が生まれ、その後プレートの移動とともに少しずつ北西の海に沈んでいきます。
少し前にニュースにもなりましたが、ハワイ島では今でもマグマが溢れ、まだ命も芽吹いていない新たな大地を産み出し続けています。
そこにはただただ黒い溶岩が続き、原始の地球があるだけです。
それとは対照的に、ハワイ諸島の中でも歴史の古いカウアイ島は見渡す限りの森を抱え、長い期間風雨に晒され独特な形に削られた崖や山々が連なっています。
初めは漆黒の溶岩だったであろうこの大地では、これまでに無数の動植物が生まれ、絶えていきました。自然豊かに見えるこの光景は、島として成熟し徐々に老いていく姿でもあるのです。
現在もっとも開発の進んだオアフ島も例外ではなく、その昔ハワイ島のように海底火山から誕生しました。今後長い期間をかけて徐々にカウアイ島のように風化し、その後は北西の海の中へと消えていきます。
ハワイにたくさんの風景があるのは、島が生まれてから消えるまでの全てがここに存在しているからです。
そしてそれはつまり、ハワイの自然は決して永遠のものではなく、地球の一部として常に循環していく中で偶然今の状態になっているということです。
普段都会で暮らしていたりすると地球との関係が遠く感じますが、ハワイアンジャーニーを見ていると日々の営みは地球上で起こっている物事の非常に小さな一部分であるということに気付かされます。
人生は永遠ではありませんし、ハワイの風景もまた永遠ではありません。
その事を考えると、限りある時間の中で今のハワイに足を踏み入れ、色々なものを見て、感じて、考えて、という経験を一層尊く感じます。
アリイ・ルアウ
ハワイアンジャーニーではハワイの自然に焦点が当たっていましたが、次はこの地の人々が受け継いできた伝統文化「ルアウ」です。
ハワイアン料理を味わいながら、ポリネシア各地で独自に育まれた踊りと音楽を楽しみます。
メイン MC の軽妙なトークや美しい歌声には聞き惚れてしまいますし、ハワイの古典フラの美しいチャントやタヒチアンダンスの高速ドラムなど、その国々で特色が違うのも見ていて興味深いです。
受け身でショーを見るだけでなく、会場全体で盛り上がるのもルアウの良いところ。
誕生日が近い人たちに会場全体でバースデーソングを歌ったり、ハネムーンやアニバーサリーでハワイへ来たカップルをステージ上に上げて祝福したり。とても温かい気持ちを感じます。
旅行先で周りの人達との繋がりを感じられる経験はそんなに頻繁にはありません。ポリネシアの空間に飛び込みましょう。
センターのツアープランの中にはルアウでの夕食ではないものもありますが、料理を食べながらショーを見るリラックスした雰囲気が好きなので個人的にはルアウがおすすめです。
▶︎ポリネシアカルチャーセンターのお食事処 アリイ・ルアウ編
ハワイの文化があるからハワイ
フラの無いハワイ。
アロハと言わないハワイ。
想像できるでしょうか。
ハワイの文化があるからハワイなのであり、ポリネシアの文化があるからポリネシアなんです。
そしてアリイ・ルアウは、古くからポリネシアを彩ってきた伝統文化と、現代の訪問者である私たちが時代を越えて出会う場所。
私たちがハワイ旅行に行く時、まず豊かな自然や非日常感に胸が高鳴りますが、その文化を体験する時に初めて「どこかの南国」ではない「ハワイ」そして「ポリネシア」と出会うのではないでしょうか。
これはハワイ旅行をさらに充実したものにするにはとても重要な事だと思います。
HA・ブレスオブライフ
そして一日の最後を飾るのは、最大の目玉であるナイトショー「HA・ブレスオブライフ」。
ブレスオブライフ = 命の息吹 と名付けられたこのショーは、太平洋を舞台に繰り広げられる命の繰り返しを描いた物語。主人公マナがポリネシアの島々を舞台に人生の様々な局面で成長していく様を、100名を超えるキャストによる迫力のパフォーマンスで伝えています。
「命の繰り返し」という全人類に当てはまる普遍的なテーマを、素晴らしいエンターテインメントに昇華しているのがこちらのナイトショー。
最近では毎年ゴールデンウィークに行われるお台場ハワイフェスティバルでもこのショーのミニバージョンを上演していますが、フルバージョンの迫力は当然段違い。機会があったらぜひ見て欲しいなと思います。
ポリネシアの人々の命の繋がりを感じる
命の息吹。あまりにも壮大なテーマですが、伝統文化というものはその土地の人々が何代にも渡って命を繋いだ結果、時間をかけて作り上げられていくものです。
そうやって現実に繋がれてきた文化を通すからこそ、この壮大なテーマを冠しても説得力があるのかもしれません。
このショーで描かれるのは遥か海の向こうで繰り広げられてきたポリネシア人の物語ですが、結婚、子育て、身近な人の死など、私たちの人生と重なるものがたくさん描かれています。
さらに、そもそも彼らの祖先は私たちと同じモンゴロイドだと言われています。そして台湾の辺りから徐々に太平洋へ出て行ったとも。少し親近感が湧いてきますよね。
遠い昔、私たちの先祖の近くにいた人々の子孫が、太平洋の真ん中で代々受け継がれてきた文化を守り、今は目の前で過去のポリネシア人との橋渡し役となって私たちを歓迎し感動を与えてくれています。
「HA・ブレスオブライフ」を見ながら、海を渡ったポリネシアの人々の旅に思いを馳せてみてください。
きっとご自身と重なるものがあるはずです。
独特な環境がポリネシア・カルチャーを育み、現代へと繋がる
太古の昔、太平洋の真ん中に生まれたハワイ諸島。
誰も知らない島に、いつしか海を渡る鳥たちが休憩のために降り立ち、植物の種が運ばれ、少しずつ時間をかけて命が根付いていきました。
ある時、後のポリネシア人が海へ出て行きます。
「この鳥達はどこから来て、どこへ行くのだろう」
はじめはそんな疑問だったのかもしれません。
人々は海を越え、それぞれの島で膨大な数の命を繋ぎ、それを支える文化が形作られました。
時にそれを奪おうとするものと闘いながら、何百年何千年と繋いできたものです。
「ハワイのハワイたる所以」を知るとハワイが特別になる
そして現代、こうした観光施設を通して伝統と文化、それにまつわる物語を伝えています。
世界各地から様々なバックグラウンドを持ってやって来た私たちがオハナ(家族)となり、同じポリネシア文化での歓迎を受けるのです。
これはこれまでたくさんの移民を受け入れ、その上でさらに独自の文化を形成してきたハワイを象徴している様にも感じます。
ポリネシアカルチャーセンターはハワイの文化、つまり「ハワイのハワイたる所以」を体験できる場所です。
ハワイが何者であるかを知り、その土地で生まれた人や文化と接する。
これを体験した後では、ハワイが単なる南国リゾート以上のものになっているはずです。
なぜなら他の全ての国や地域と同じく、ハワイもまた唯一無二であり、他のどこにもないものだからです。
ハワイとは何なのか。
なぜハワイに来たのか。
なぜまた来たいと思うのか。
そんな単純に見えて実は深い疑問の答えが、ここポリネシアカルチャーセンターにはあるのではないでしょうか。
価格・詳細確認:パッケージ・料金|ポリネシアカルチャーセンター公式
具体的なツアーの内容も下記の記事で詳しく書いていますので是非参考にしてみてください。
▶︎ポリネシアカルチャーセンターの食事からナイトショーまで!一日丸ごとレポート
その他のポリネシアカルチャーセンター関連の記事はこちらからどうぞ。